101_シトロエンDS21(シトロエン)
シトロエンDS21

シトロエンDS21


 私が乗ったのはDS21の標準色? 薄いグリーンで、当時はなんて不格好な車だろうと思ってました。スタイルは白鳥をイメージしたと聞いていましたが、いえいえ源五郎だろう(ファンの方には失礼!)。走ってもロールは激しいし、エアサスペンションはフワフワで運転していても車酔いになりそう。勿論、当時のフランス映画には当たり前に沢山出てました。特に青い回転灯を付けたパトカー。
ただ、驚いた事が一つ。この車にはジャッキという工具が付いていない。
正確には覚えていませんが、カタカナの「トの字」型のバーが付いているだけ。タイヤ交換は、このバーを取り出してからエンジンを掛けたまま車高調整スイッチ?を操作すると。エー! 車が自動的に持ち上がっていく。要するにサスペンションが高くなって行きました。そしてある程度高くなってからそのバーを車のボディーに空いている穴に差し込んで、車高調整スイッチ?を操作すると今度はバーに固定されたボディーの高さはそのままで、逆にタイヤの方が持ち上がって。従って、タイヤは宙に浮いて取り外す事が出来ると言う方法でした。あ、この仕掛けはエアーサスペンションだから出来るとその車の持ち主が自慢していました。
これは私が欲しいと思っていた「悪路」では意図的に車高を上げ、高速道路などでは車高を低くすると言う夢の様な仕掛けを実現していたものでした。現在のシトロエンに乗った事がないので知りませんが、この技術はきっと今はもっと高度に使われているのでしょうね。



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