前面操作カセットデッキ
CT-9 PIONEER
¥89,800
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 これを買う前に使っていたのが、パイオニアのCT−5050。こういう事って、次に買う製品に影響しますね。但し、この製品は操作性が気に入って買ってしまいました。 カセットを縦型にはめ込むと、まるまるカセットが見える状態で演奏してくれます。デザイン的には、メカニカルのように見える操作レバーも、 チャンと電気式(電子式?)プランジャで動きます。いつも苦労する、ヘッドクリーニングもヘッドが丸見えですから簡単そのもの。 この方式は、他の製品ではナカミチくらいしか知りませんが、これほど簡単な操作を出来るデッキが、未だに出てこないのは何ででしょうか。 当のパイオニアからも出てこないですね。復活を強く望んでいます。が、しかし、音に関しては、全体的に力強さが無く、それ程クリアーでも無く、 あんまり良いところがなかったのが残念です。リールモーターも力が無かったですね。良いところの追加として、つまみ類が大きくて操作しやすかった事、 各種ボタン、メーター、表示類の配置は当時としては非常に良かったです。(1976年=昭和51年1月購入)

写真 前面パネル

 カセットデンスケ、オープンデッキと並んだところ
前面パネル

CT−9取り説
■CT−9の仕様
型式 コンパクトカセット用テープデッキ、ステレオ/モノ
モーター 電子制御DCモーター(ゼネレーター内蔵)×1;定速ドライブ用
DCトルクモーター×1;早送り、巻き戻しドライブ用
ヘッド ”フェライトソリッド”録/再ヘッド×1、フェライト 消去ヘッド×1
操作部 ソレノイド駆動、ダイレクトチェンジ可能およびタイマー駆動用プリセット可能
早巻き速度 約65秒(Cー60にて)
回転ムラ 0.07%以下(WRMS)
周波数特性 スタンダード、LHテープ;25Hz〜16,000Hz(35Hz〜13,000Hz、±3dB)
クロームテープ;20Hz〜17,000Hz(30Hz〜14,000Hz、±3dB)
SN比 ドルビーOFF;52dB以上、ドルビーON;62dB以上(5kHz以上) クロームテープ使用時は、さらに4.5dB向上(5kHz以上)
歪率 1.7%以下(0dB)
入力(感度/最大許容入力/インピーダンス) ・マイク×2;0,22mV/100mV/30kΩ、6mmΦジャック(適合マイクインピーダンス;600Ω〜30kΩ)
・ライン×4(2チャンネルステレオ、パラレル2系統);65mV/25V/100kΩ
 DIN×1;入力&出力、5Pジャック(西独DIN規格)
出力(基準レベル/最大レベル/負荷インピーダンス) ・ライン×2;315mV/530mV/50kΩ
・DIN×1;315mV/530mV/50kΩ
・ヘッドフォン×1;40mV/65mV/8Ω
・出力レベルコントロールつき
使用半導体 トランジスタ;68、ツェナダイオード;5、FET;6、ダイオード;73,発光ダイオード(LED); 2、他にモーター電子制御用、トランジスター 3、ダイオード 2
付属機構 ・ドルビーシステム<ON/OFF>、ランプ表示つき
・マルチプレックス フィルター<ON/OFF>
・テープセレクター<STD/CrO2>、ランプ表示つき
・CrO2テープ用自動切換え機構つき、BIAS、EQ独立手動切換スイッチ(フェリクロームテープ使用可)
・カセットハーフ背面照明装置
・マイク、ライン各入力ミキシングコントロール
・スタート点メモリー機構つきテープカウンター<ON/OFF> ランプ表示つき[REW→STOP/PLAY(REC)]
・入力レベルリミッター<ON/OFF>
・ワイドレンジレベルメーター[-40dB〜+5dB]
・ピークレベルインジケーター[指示レベル+5dB]
・入力、出力各レベルメモリーマーカー装置
電源 100V、50Hz/60Hz(両用)
消費電力 50W(最大)
外形寸法 420(幅)×197(高さ)×310(奥行)mm、最大
重量 12kg、本体のみ
付属品 ステレオ接続コード 2、ヘッド等クリーニングキット、パイオニアPP-203 1
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Lastupdate 2000.5.26 Since 2000.3.13