おじさんの知恵袋タイトル
c011 手作りヒートガン

 ヒートガンなんて普通の人は知らないと思いますが、有れば便利な道具ですので手作り品を紹介します。
ヒートガンとは文字通り高熱の熱風を出す装置で、ヘアードライヤーの親分みたいなものです。と言うことで、子分のヘアードライヤーを親分の能力近くにしようとしたのが写真のドライヤーです。
ドライヤーの吹き出し口を小さくして熱風を集めることにより熱風温度を高くしています。
ちなみに、工業用のヒートガンは1万円以上の価格で、半田も溶かしてしまいます。と言うことは270℃以上! 結構怖いです。

ヒートガン

手作りヒートガン

作り方

  • お手持ちのヘアードライヤーで、改造しても奥さんに怒られないものを用意します。(新しく安いものを買っても良し)
  • ガスレンジの油跳ねを防ぐアルミカバーを幅10Cm程度くすねて来る。これは、ある程度の厚みが有るので加工がし易い。
    付いている油は石鹸と束子(たわし)でこすり落とします。
    切り取った後は、必ず織り込んで怪我をしないようにして置く事。(家族に対する優しさをここでアピール)
  • 百斤で中位のアルミ線を買ってくる。これは結構いろいろ使えますよ。
  • 上記3点が揃ったら、まずドライヤーの吹き出し口から1Cm位ファン側の外側に、アルミ線の太さに合わせて割と深めに数箇所ヤスリで切込みを入れます。
    多分この作業はアルミ板を巻きつけるためやり直しを何回かすることになると思います。
  • 切込みよりもファン側に数Cm余裕を持ってアルミ板を巻きつけます。このとき、2〜3回巻きつけて強度を持たせます。
  • アルミ板の上から、切込みを入れた部分に沿ってアルミ線をきつく巻き付けます。
  • 後は、写真のように適当に吹き出し口をつぼめます。適当な丸い棒を使っても良し、自分の指だけで折りたたんでも良しです。

何に使うのか

  • 熱収縮チューブを収縮させる。
  • ホットメルトの出来上がりを綺麗に仕上げる。
  • ケーキのクリームを滑らかに仕上げる。
  • 濡れたものを素早く乾燥させる。髪の毛を乾燥するためには絶対に使わないこと!
  • 接着剤を早く乾燥させる。
  • シールを剥がす。

使い方は、写真の様に手のひらを使って空気吸い込み口を適当に塞いで熱風温度を調節します。
自分の手を使って結構幅広く温度調節が出来ることがこの手作りヒートガンの特徴。
市販品は温度が高すぎるためこの操作ができません。
私が手作り品にこだわったのはこの点でした。正真正銘のマニュアル操作です。
あまり熱くなり過ぎると感熱器が動作してヒーターへの電源が切られてしまう機種もありますので、ご自分のドライヤーではどの程度の熱風が出せるかですね。

ヒートガン

空気の吸い込み口を手のひらで適当に囲って使う

 

 使い終わったら、必ず電源コンセントからコードを外して下さい! もしもの事を考えて使う事と、このページの内容を自作するときは全て自己責任にてお願いします。当方は関知いたしません。

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