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004_トヨペットクラウン |
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写真は1965年11月1日に晴海で行われた自動車ショーのものです |
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だるま型のむっくりした形から、突然変異のようにデザインが変わったクラウン。ドアも、
観音開きから現在のような前ヒンジに変わったものです。この時は、トヨペットのクラウンと、
プリンスのグロリアが確か同じ時期に新車発表した記憶があります。技術的な資料の中で、ヘッドライト上部、
車体角の円形突き出し部板金が一番難しかったとの話が印象的でした。それにしても、
このクラウンとグロリアはまるで別世界の車のような格好いいものでした。ちなみに、
日産には八木俊夫のコマーシャルが可愛かったセドリックがありました。セードリック、
セドリック・・・・と言う歌を覚えている人が居るかな? |
この当時は3段コラムシフトが普通でしたが、トヨタと日産のシフトパターンが全く逆という変な時代でした。
当然のごとく、トヨタの車に乗り慣れていた私は、日産グロリアを運転中、交差点での発信でバックした経験があります。
幸い事故にはならなくて良かったのですが、当時のトヨタ、日産はホントに仲が悪かったとしか思えません。その他、
バッテリーのマイナスアースがトヨタ、プラスアースが日産、インチネジが日産、ミリネジがトヨタ、
みたいに何でもかんでも異なっていました。 |
クラウンは、私が高校生の時に生まれて初めて運転した車でした(当然免許は持っていません)。もちろん、
自分でエンジンを掛け、ギアを入れてサイドブレーキを外し、動かしたのです。実際にはとても運転したとは言えないのですが、
トラック助手のアルバイトをしていた時、トラックのドライバー(運チャン)から「あの車をどけてくれ。」
と頼まれて運転(?)したのでした。まあ、一般道ではなく駐車場内なので法律には触れませんが、
そんな事を頼むドライバーもドライバーですね。毎日トラックの助手席に座っていたので、何となく運転方法は知っていました。
でも、実際には3段コラムシフトの何処が前進で何処がバックなんて判りません。あっちこっちギアを入れ直して何とか車を移動したのです。
この時から、車の運転をしてみたくてしょうがなくなり、別の機会には11トントラックをも動かしていました。 |
その後の思い出では、大学1年の時にトヨタレンターカーのアルバイトをしていて、
当時はカークーラーが付いている車なんてそうはなかったので、いい気になって窓を全部閉め、
クーラーを思いっきり掛けていたら風邪を引きました。要するに、「俺はクラウンに乗っているんだ。」とカッコを付けたかったんですね。 |
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トヨタ博物館に有ったクラウンです。ピカピカでした。 |
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乗りたかった車トヨタ2000GT |
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有名な「トヨタ2000GT」も有りました。
クラウンが90万円位の時に250万円もする多分国産車中一番高い物だったと思います。
後に出たスカイラインGT-Rも普通のスカイラインが88万円位の時に160万円もしたはずですが、
これはそれ以上に特別でしたね。それにしても格好良すぎです。デザインはヤマハの担当だったと思いますが、
同じくヤマハデザインのフェアレディZとは対照的の様でも全体の印象は同じですね。それでもこちらの方がデザイン料が高そう!
何でここに2000GTを乗せたかというと、使っているエンジンがクラウンのMSを改造したものだからです。断っておきますが、
残念ながらこの車には乗った事がありません。参考資料です。 |
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このボディに現在のシャーシ技術、サスペンション、ミッション、エンジンを乗せた新車を作ったら絶対に売れると思うけどな?
少なくとも私が金持ちだったら飛びつきます。 |