今の部屋別室1 2002年(平成14年)〜
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今の部屋2

 部屋を少し改造して、オープンリールデッキ、カセットデッキ、CDプレーヤーを追加しました。 ミニコンポは、外部入力選択の選択肢が少ないため、テープセレクタのSB-500を使ってこれら3台を選択するようにし、 その出力をビデオ/DAT入力に接続しました。オープンデッキは性能も音も問題なし。 CDプレーヤーはアイワ製ですがこれは後で紹介しますが、音は悪い。ソニーのカセットデッキTC-K600は、 音はいいが出力レベル調整ができないのと、出力レベルが低くて困りもの。しかし、 ミニコンポのカセットデッキと聞き比べてしまうと、やっぱりソニーの勝ち。
ミニコンポ
DG-11 KENWOOD
¥?
 久しぶりに部屋を追加です。知り合いが使っていたミニコンポを捨てるというので、それを貰ってきました。流石に捨てると言う事だけ有って、 本体は時々音が出なくなるし、CDプレーヤーも掛からないCDが多く、カセットも回転が狂っていたりと、かなり悪い状態でしたが、 捨てるのが勿体なかったので何とか自分で修理して使う事にしました。
ミニコンポ全体  まずは、ミニコンポ全体の写真です。製品型名ですが、ケンウッド製のDG-11(多分?)だろうと思います。 構成は上から(見た目)
 2スピードレコードプレーヤー
 CDプレーヤー
 AM、FM、TVチューナー
 プリメインアンプ
 14素子グラフィックイコライザー
 ダブルカセットデッキ
です。
裏側  カタログなどでは絶対分からない裏側をお見せします。裏側から見ると、 レコードプレーヤーとCDプレーヤーだけが独立している事が分かります。
ウーファー  まずは、スピーカーの改造からです。中高音は別に問題無さそうなのでこのまま使う事にして、 ウーハーを取り外そうとしたら、YAMAHAのNS−1みたいなスピーカーの廻りは単なるプラスチックの飾りでした。 価格からすれば、そりゃそうだなと何となく納得。そのくせ、廻りを固定しているボルトは、本格的な六角ボルトでした。 いかにデザインを大事にしているかが分かります。
スピーカーボックスの中
吸音材  さて、ウーハーを取り外したら、写真のような状態で吸音材は下の方に本の少し見える程度しか入っていません。 グラスウールを探したのですが手元にないため、子供が昔使っていたベビーマットを半分に切って、 左右のスピーカーそれぞれに入れてみましたが、これでかなり締まった低音になったような・・・・です。(それなりでした)
抵抗  スピーカーの後は、本体アンプが時々音が出なくなる問題です。さんざん探したあげく、 グラフィックイコライザーの基板に、焼けている抵抗(R55)を見つけましたが、ダイオード(D13)と絡んだ回路で、 そのダイオードがツェーナーダイオードかただのスイッチングダイオードかが分からないため、修復を諦めました。 所が、幸運な事に原因はコネクターの接触不良だったようで、この後連続して動作させてみましたが、 今のところ音がとぎれる事はなくなりました。写真左に見える、白いコネクタ部分に差し込まれたフラットケーブルに問題があったようです。
カセットデッキ部
 次は、カセットデッキ部です。これは割と簡単で、キャプスタン、ピンチローラー、 ヘッドをクリーニングしただけでOKでした。但し、こびり付いた汚れはかなりしつこいもので、 得意の柔らかい割り箸で掃除しました。もう一つ、全体的にそうでしたが、回転部分に動物の毛らしいものが一杯絡みついていたので、 それをピンセットで丹念に取り除きました。細い毛だったので多分猫の毛でしょう。猫を飼っている方は、注意した方が良いと思います。 古い製品なので、トルク不足は否めませんが、カセットテープの巻き直しをすればOKの様です。
CDデッキ
 さて、一番苦労したのがCDプレーヤーです。最初は、CDを入れるとヘッドがTOC部分を読みに行こうとして移動を始めますが、 どうもストッパーのリミットが利かないらしく、オーバーランしてしまいます。 ヘッド移動用のスパイラルギアがカタカタと音を立てて暫くしてから止まり、ヘッド部分は壁に突き当たってました。
調整ボリューム  機構部分には調整部分が見つからなかったため、回路基板上のトリマーで行うのだろうと予想を立て、 何とかCDが聞ける状態まで持っていきましたが、まだ完全ではありません。時々音がとぎれます。調整方法も分からずに行うので仕方ないでしょう。
SR501 EF.B
SR502 FO.G
SR503 FO.OFST
SR504 TR.G
これらのボリュームで調整をしましたが、途中ではCDの回転が止まる、逆に異常な高速で回転する、 逆回転してしまう等面白い状態が色々ありました。現状では一応音は出る様にはなっていますが、CDによっては結構歪みっぽい音になったりしています。 CDドライブの調整により、音色まで影響される事が分かりました。
 レコードプレーヤーは、動作としては問題ないのでそのまま使うことにしました。
 最後になりますが、折角分解したので各表示器の汚れを掃除した結果、新品のように綺麗な表示になりました。 また、各操作スイッチは、成型品のボタンを使って内部のタクトスイッチを押すようになっていますが、この接触部分が斜めになっているため、 ギシギシした感じで余り気分の良いものでは有りません。そこで、全ての接触部分にグリースを塗ってフィーリングを向上させました。 これは、大成功でかなり感じの良いものになりました。興味がある方は、試してみてください。
 一応全て動作するようになって、最後は同じケンウッド製のスーパーウーハーSW-07を接続して完成です。 このミニコンポを何とか使えるようにしたかった理由の一つが、スーパーウーハー用の出力が付いていた事です。 これで、SW-07も生き返り音楽を楽しめるようになりました。現在は、私の仕事部屋のコンポになっています。
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Last Update 2002.12.15 since 2002.7.8