昔の部屋7
TFM-9500 SONY
外見では単なるラジオに見えますが、当時(?)のラジオ放送に対応した仕様になっているのが面白いです。
前面パネルには、左上からAC電源、電池切替スイッチ、その下が電源スイッチ兼用ボリューム、トーンコントロールのつまみ。右側は、外側の光っている部分がAM、FMの切換スイッチで、その内側が選局ダイアルです。
裏蓋左上には外部FMアンテナ端子。真ん中には電源ケーブルを巻き付ける突起が2カ所。
ラジオの接続説明書が左に張ってあり、真ん中には、テープ入力、ラジオ−レコードの切替入力ジャック、6V電源出力、MPXOUT、AUXINがあります。
裏蓋は2つの丸穴に指をかければ簡単に取り外せます。中は手前に単3電池をセット出来るようになっています。
また、プリント基板はパラフィンでコーティングされていました。
さて今のラジオとの違いですが、左の説明のようにFMステレオ放送を聞くには、ステレオアダプタと称する別ユニットを買わないと聞けなかった事です。
でも、実際にはもう1台ラジオを用意し、左側のラジオを文化放送にセット、右側のラジオを日本放送にセットすると、何と言う事でしょう!ステレオになったのです。と言っても、常時ステレオではなくうろ覚えですが決まった時間の番組のみだったと思います?
相当昔のラジオのため、数年前に音が出なくなりそのまま納戸(オーディオの物置)に仕舞って有りましたが、ひょんな事からもしかしたら復活出来るかもと思い、修理を試みました。
写真向かって左側がチューナー部ですが、ここに手を付けると受信感度に影響を与えると思い、何も手は付けませんでした。
狙いは、右側アンプ部にある電解コンデンサの容量抜けだろうと予想を立て、全ての電解コンを交換した所見事に復活しました。さすがSONYのラジオだけ在って受信感度良好です。