フルレンジコンパクトスピーカー
FE103 FOSTER
\2,800
モニタースピーカーとして使っていたFE103です。チョット癖のあるスピーカーですが、音としてはいい音でした。価格は、フォスターではなく、社名変更後のフォステクス時代のものです。
このスピーカーは、名前の後にΣが付くと後ろのマグネットが2個付く面白いものでした。このスピーカーを使ったのは、小さいスピーカーを小さく使いたいために小さいエンクロージャーで使いました。
写真のスピーカーは、秋葉原で買って来たスピーカーに中身を入れ替えて使っていました。グラスウールの量を調整したりして色々いじりましたが、効果の程はどうだったか。まあ、いじって音が変わるのが楽しみの一つでしたし、大きなスピーカーに負けない音を何とか出したいと苦労していました。車でもそうでしたが、大きなエンジンとか高性能で売っている車に対して、小さな普通の車で勝負を挑んで勝ちたいとの願望があって、スピーカーでも見かけの小さなこのスピーカーで何とか大型スピーカーにも負けない音を出したいと頑張っていました。しかし、このスピーカーではその夢は叶いませんでした。しかし、オーラトーンで希望が叶いました。
また、このスピーカーをカーステレオに使った所、抜群に音が良くなりました。但し、エンジンのイグニッションノイズがかなり大きく入ってしまったため、ノイズフィルターを入れて対策を採りましたが、その時初めて元から付いているスピーカーが高音域を出さない仕様だという事が判りました。今時のカーステレオは、もちろん低音域から高音域までかなり出るようになっているはずですが、この時代のスピーカーはイグニッションノイズから逃れるため、スピーカー自体で高音が出ない様に工夫されていました。
もし興味がある方は、家に昔のラジオがあればそのスピーカーを見てください。ボイスコイルを巻いてある部分がコーン紙よりも飛び出ているものがそうです。(丸く膨らんでいるドーム型部分が円柱状に飛び出ています。)
結果的に、このスピーカーは車用として使ったため、トランクを閉めるときの圧力でコーンがヘナヘナになってしまいました。勿論、トランクのエアー抜き用の穴を開けたのですが小さ過ぎたようです。