b007 壊れた髭剃りの復活
 電気式の髭剃りは、それなりに男の楽しみの一つです。 しかし、一番の難点は、仕方のないことですが替え刃が消耗品と言うことです。しかもこの替え刃が結構高いんですよね。 と言うことで、沢山持っている使っていないシェーバーを、何とか使えるようにしたものをお知らせします。
 シェーバーは両方ともセイコー社製。右側は振動式の「1H−RC」。これは、今年8月に買ったばかりの新品。 左側はかなり古い回転式の「ES−320」。両方とも充電式。
 振動式「1H−RC」は、買って4ヶ月で外歯がめくれるように割れて使えなくなったもの。 壊れるのが早すぎるとは思ったが、壊れた部分が消耗品の歯の部分では文句言うにも言い難いので諦めてしまった。 ただ、新品だから他の充電部分などは全く問題なし。実は、この製品の前のタイプを2年位使っていて、 使い心地が良かったので今回もこれを買ったら直ぐに壊れたわけです。 しかも、買い換えた理由が、歯が消耗して割れたためでした。
 回転式の「ES−320」は、相当昔のもので充電池が液漏れしてお釈迦。 しかし、肝心の歯の部分は切れ味も良かった記憶有り。 これも、その前に使っていた回転式のセイコーのシェーバーが気に入っていたが、それは電池式だったため、充電式を購入したものです。 歯の部分が問題なかった為、勿体なくて捨てられずにとっておきました。 しかも、これは充電池を交換すれば問題なく使えるはずだったのが、 忘れてそのままにしておいたため液漏れを起こして再起不能の状態になったものでした。
 折角買ったシェーバーが壊れてしまったので、以前のもので使えるものがないかとあさっていて見つけたのがES−320でした。 今回復活に当たってはモーターのトクル不足もなく、切れ味も変わっていなかった事が確認出来たため、 写真のような格好で復活させました。
 回転式の方は、回転歯とモーター、オン・オフスイッチを利用し、振動式の方は、充電部分と充電池をそのまま使いました。 ただ、ここで驚いたのは、回転式の方のニッカド電池はサンヨー製だったのが、振動式はフランス製でした。 電源スイッチは両方とjも生かしておいたので、自由にオン・オフ出来ます。また、接続用のケーブルは、 なんかスマートなケーブルがないか探して見つけたのが、古いパソコンのマウスケーブルでした。
 今回は、捨てるのが勿体なくて取って置いたものと、たまたま壊れた新品を、そのまま修理したのではつまらないので、 面白い使い方として作りました。尚、それぞれの内部構造については、 千差万別ある製品の中でこの組み合わせがそんなに沢山あるとは思えないので説明は省きます。
また、実際には、前回消耗して歯が壊れたものと、もう1台回転式のシェーバーがあったのでその組み合わせも作ってみました。 こちらは回転式の方のモーターがトルク不足となっていたため、実用にはなりませんでした。 作っちゃったので今はこのままにしておきますが、そのうち1.2Vで動作するものが何か見つかったらそっちに使うつもりです。
ちなみに、黒い方がセイコー製の「1H−RC」。型名は同じでも新しいものとは中身が少し違いました。 回転式は泉電気製の「RS−566」。旅行中に使い捨てのつもりで買った安い製品です。 このシェーバーの中身は凄いです。交流100Vを小さなトランスで電圧を落とし、半波整流してそのまま充電池に入れてました。 つまり制御無し。お陰でニッカド電池はパーでした。
次に見つけたのが、ナショナルのシェーバー「ES620」。 こいつは、バッテリーの液漏れでかなりの損傷を受けていたため、修復を諦めました。 ただ、充電回路は駄目でも整流回路は生きているようなので、写真のようにACアダプターからの電源を直接接続してOK。 これも、復活しました。幸い電源スイッチは強引に生き返らすことが出来ました。
 そして、もう1台ナショナル製の回転式が有りますので、これを復活しようと現在考慮中です。 結構面白そうなものが出来そうです。
Last Update 2002.12.4 Since 2002.12.4