c004 レコードを綺麗にする_しっかり洗い |
レコードの清掃方法その1 | レコードの清掃方法その2 | レコード乾燥用のハンガー |
最近はCDばかり聞いていて、なかなか昔のレコードを聴く機会が無くなっています。 所が、ヒョンな事からつい最近子供に「帰ってきたヨッパライ」のレコードを聴かせることになり、苦労して納戸からレコードを取り出してみると、 なんとケースに入れていた割にはかなりの埃が付いているではありませんか。 レコードクリーナーだけでは綺麗にならず、昔のことを思い出して洗うことにしました(かなりわざとらしい文章! でも本当のことです)。 たまたま、「オーディオの物置」をご覧になった方からレコードの清掃についての問い合わせが有り、 その方への返事も兼ねてこのページを作りました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
このページを作ってから約1年半が経ちましたが、最近友達から貰った沢山のレコードを片っ端から聞き始めた所、 その殆どのレコードに汚れが有り、洗ってからでないと針を降ろす気にならない程でした。 と言う訳で、最近は全てのレコードは洗ってから効いている状態となったため、洗い方もかなり手を抜き出しましたが、 これでも大丈夫そうなので内容を多少変更する事にしました。(2003.9.3) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
洗うレコードの枚数が増えたのですが、下の内容では洗い難いため、レコードの清掃方法その2を作りました。 (2005.4.19) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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■実際の方法 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
それでは、実際にレコードを洗ってみましょう。【洗剤を使う時】は中性洗剤を使いますが、 面倒な方は使わなくても大丈夫ですので読み飛ばして構いません。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【洗剤を使う時】まず、中性洗剤を薄めた溶液を作ります。
これは、中性洗剤を出来るだけ薄めて使うためです。 写真ではプラスチック製のカップを使いましたが、普通のコップでもやかんでも何でも構いません。 私の場合は、洗面所のボウルが陶器製のため、ガラスコップでは割れてしまいます。プラスチックの容器なら万一ぶつけても大丈夫。 中性洗剤は、どんな容器を使う場合でも1滴だけ入れます。 |
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【洗剤を使う時】最初に、レコードを洗うための容器に水を適当に入れます。 この時期、水では冷たいのでぬるま湯を使っても構いません。次に、上で作った希釈液をボウルに少し入れます。 その後、手で激しくかき回し、ほんの少し泡が出るくらいに調整します。 中性洗剤を使うのは、手の油やカビを取るためですが、その他に界面活性剤が入っているので洗った後にゴミが付き難くなるだろうとの考えからです。 「おじさんの知恵袋」の生活編で、「パソコンを掃除したいとき」で石鹸は万能洗剤と書きましたが、 石鹸を使うと油分が残ってしまうため、今回は絶対使っては駄目です。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【洗剤を使う時】私は洗面台を使いましたが、キッチンの流しを使う場合は、
食器洗い用のボールに上の溶液を作って洗っても構いません。洗い方は、溶液をたっぷり付けてレコードの溝に沿って何回も擦ります。
と言っても、ゴシゴシ洗わないで何というか、そこは適当に御願いします。もちろんCDと違って両面を洗います(よけいなお世話?)。 ここで注意ですが、レコードの溝に付いているゴミは、水に濡らすと全くと言っていいほど見えなくなるため、結構真剣に洗ってください。 どの程度洗うかは、なれるしかないと思います。 レコードのラベルが、水で剥がれてしまうかも知れないとの心配が有ると思いますが、 今まで何百枚も洗いましたが只の一度も剥がれたことはありません。(だからと言って、 もしラベル剥がれても私は責任は負えませんのでご自分の判断で御願いします。) |
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次は、洗濯と同様にすすぎです。これには、写真のようにシャワーが有ればそれを使って出来るだけ強い水流にしてください。
もちろん、全面にわたって行います。 すすぎが終わったら、さっき使った布を固く絞って表面に付いた水分を取り除きます。 【洗剤を使わない時はここから】左の写真ではシャワーを使ってすすぎを行っている所ですが、 この時、一つ上の写真にある布きれ(緑色のジャージを切った物)を使ってレコードの溝に沿って洗ってください。 勿論、レコードを洗っては回し、洗っては回しと、全面に渡って洗います。特にカビが生えている場所などは一番最初に洗わないと、 場所が解らなくなりますので注意します。レコードをしっかり持って、結構ゴシゴシやっても大丈夫ですが、全責任はご自分で取ってくださいね。 洗い終わったら、同じ布きれで水分を綺麗に拭き取ります。 この時、布きれを片手で絞りながら水滴が絶対に残らないように丁寧に行ってください。 |
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上で水分を取り除きましたが、最後の仕上げにブロアーを使って残りの水分を乾燥させます(ブロワーを持っていない人は、 水分を綺麗に拭き取っていれば大丈夫です)。このとき、乾いた布で拭くようなことは出来るだけさけてください。 折角綺麗になったレコードの溝に、再び細かい埃が入ってしまう可能性があります。 (これは、時計職人の方が腕時計に入った水分を乾かす時に使う方法から学びました。) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
これが本当の最後ですが、自然乾燥です。写真では、ペットボトルにレコードを乗せて行いました。 実は、最初にも書きましたがこれが一番悩んだ所です。写真のEPレコードではたまたま何とかなりましたが、 LPレコードの場合はまだ思いつきません。やはり一番いいのは、昔有ったレコード立てですが、 その代わりになるものが現在は見つからないです。丸い箸を使って何とかなりそうですが、取り付けるときや、 取り外すときに失敗するとレコードを傷つけてしまうし、困りましたね。アイデアとしては、 段ボールの箱に丸い箸を突き刺して乾かすくらいですか? | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【2003年4月追加】 今回どうしてもLPレコードを洗いたくなったため、 左のようなものを急遽作りました。物干し竿に、クリーニング屋から帰ってくる針金の衣紋掛けを下の写真のように加工し、 レコードをかける芯にはφ7mmのステンレスパイプを使いました。 ちなみに、 洗ったレコードは「シンシアのハーモニー 南沙織」でした。【2003年9月追加】 レコードを乾燥させるために新たに乾燥用の道具(乾燥用ハンガー)を作りました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Last Update 2003. 9. 3 Since 2002.3.7 |