c007 やかんスピーカー
 ペットボトルスピーカーを作った後に、それが切っ掛けで新たにスピーカーを手に入れる事が出来ました。 しかも、あのスピーカよりもよっぽど性能の良い物でした。ですが。手に入れた4個のスピーカーの内1個だけ種類が違っていたため、 その使い道としてこれから紹介する物を作ってみました。
 これが出来上がったやかんスピーカーで、一応密閉式スピーカーBOXになっています。 スピーカーの廻りにあるのは、密閉するための木材で、全てホットメルトで接着しました。 やかんの注ぎ口は、ペットボトルスピーカーの影響を引きずってペットボトルの口金を加工して塞ぎましたが、 この部分は塞いでも塞がないでも何故か余り音に影響しませんでした。 そこで、この部分を使ってニミジャックを取り付け、入力端子にしました。
 さて、肝心の音ですが、かなり普通の音が出て驚きました。 しかし、かなり強い指向性と音色を持っています。まず上の写真のように、スピーカー正面から聞く音は、 やかんの影響が少し出てカンカンした感じの音になっています。面白いのは、やかんの取っ手をスピーカーの正面にした時と、 曲げた時では音が変わる事でした。やかんスピーカーの最大の特徴は、中低音がメリハリの利いた歯切れの良い音になっている事です。 やかんの丸みが良い効果を上げているのかもしれません。もう一つ、このスピーカーが実用として使えるのは、 正面意外で聞く音が意外とカンカンしないと言う事です。従って、下の写真のように小型ラジオの外部スピーカーとして使う事にしました。
 左の黒いのがラジオですが、今まで音が悪かったので個室専用ラジオとして使っていました(?)。 しかし、今回このやかんスピーカーを接続してからは一寸考えが変わり、 今までアンテナ線が切れていて聞かなかったFM放送も聴けるようにしてしまいました。 そのFMアンテナがラジオから出ているアルミ線です。結果から言うと、安物のラジオでも結構普通の音が出ているんだなと気づかされました。 今回(2003.11.14)もう少し考えて、スピーカーを正面に向けてみました。
Last Update 2000.11.12 Since 2000.11.12