おじさんの知恵袋タイトル
b012 揺れ検知器

2011.5.20 追記
昨日このページをアップしたばかりなのに、今日午前9時46分に起こった茨城県沖の地震。
この揺れ方が変わっているので書くことにしました。
この「揺れ検知器」が二重振り子だと昨日書きましたが、実は振り子ではなく回転運動なら力の方向が上も下の錘も同一方向に力が向くので二重振り子にはなりません。
その事は実際に手で回してみて綺麗に回転するのを確認していました。
その回転が今朝の地震で起こっていました。どういう事?
地震で地盤が掻き回されたの? 残念ながら地震の時はこの「揺れ検知器」(言い難い!)の場所には居なかったのですが、暫くして確認に来たら綺麗に廻ってました。この装置を作ってから始めてのことです。回転は天井側から下向きに見て右回りでした。

 以前から地震? 揺れてる? って思っても、あれ? 気のせい?
と言うことで天井からつり下げてる飛行機やペットボトルロケットを見たりしていましたが、両方とも風で揺れるのでよく判りません。

日航ジャンボ

デジタル時計の前につり下げて空港の雰囲気。

ペットボトルロケット

いろんな物が天井からぶら下げてあります。
青と白の線はLANケーブル。

そこで考えたのが、風でも揺れない位の適当な重さのあるLEDライトの小さな物を天井につり下げてみました。
しかし、これも一寸大きな地震なら揺れて当然当たり前ですが、揺れているかどうか判らない位小さな地震では遠くてよく見えません。
懐中電灯でこのLEDライトを照らして出来る影を見て何となく揺れているかな?位でした。
LEDライトを使った本当の理由は、LEDライトを点灯すると天井から床までの光の線が出来、小さな揺れでも確実に判断できるだろうとの思いがあったからです。
しかし、光らせる電源をどうするかという問題を未だに解決出来ないまま年月が過ぎてしまいました。

揺れ検知器初代

もう5,6年前の物なので釣っている部分が錆びています。

しかし、今回の東日本大震災後、余りにも余震が多い事と、震度発表のないわずかな揺れが頻繁に起きているようで、PCのモニターを見ていて気持ちが悪くなってしまった事がありました。
こんな事で車酔いみたいに気持ちが悪くなったのは生まれて初めてです。
揺れているのか揺れていないのかハッキリしろ! と誰かに言いたかったのですが、誰もいないので自分で確認できるように、目の前に錘をぶら下げてみました。
それがこれです。
なぜだか持っていたアクリル製の錘があったのでこれを天井からぶら下げ、この錘が揺れているかどうかを見るための固定部分にアルミ線を加工して尖らせた物をセットしました。

アクリル削り出しの錘

アクリルの錘はセンターから糸が出せるようになっています。

 折角ぶら下げたのですが、判る人には判るでしょう。天井から目の前までぶら下げたため、その糸の長さは1m以上。
つまり、小さな揺れでは余り揺れません。(今問題になっている長周期振動には感度がありますが。)
そこでまたまた考えたのは、長周期振動と短周期振動の両方をいっぺんに判るようにしよう。
長周期用にはアルミダイキャスト製の錘(風の影響を受けないように有る程度重い物とした)で揺らし、短周期用はアクリル製の錘を揺らす。
我ながら良いアイデアでしょう。と思ったけど、そんな簡単には出来ませんでした。実際に作ってみたら二重振り子になっているので揺れ方が変。
二重振り子をネットで調べれば判りますが、アクリルの錘の揺れ方はカオス。要するに定まらないし、揺れが続いてしまう。
でも、実際問題としていつまでも揺れ続けている訳ではなく、やっぱりそのうち止まりますし、何よりもほんの小さな揺れでも錘の揺れが始まるので感度アップと考えれば揺れてるか揺れてないかの判断が付きます。
と言うことで結果オーライとしました。

しかし本当によく揺れます。
YAHOOの地震情報には発表されない揺れが頻繁に起こっています。
でも、今回の地震が早く沈静化することを祈らずにはいられません。

重い振り子

しかししかし、またまた欲が出て、やっぱり小さな揺れもチャンと見えるようにしようと、初代と同じ物を作ったのがこれ。
前のダイキャストの時と同じように、折り曲がり点が有るので多重振り子みたいになりますが、実際には途中の質量は無視できるので単一振り子になるでしょう。
このLEDライトはレンズ付きで、中にセットされいる透明フィルムの文字を映写できるようになっています。と言うことは、電源さえ入れてあげれば微かな揺れも増幅して下に映すことが出来ます。
・・・・・・なんですが、いつになる事やら。

レンズ付きLEDの錘

このLEDライトはレンズ付き



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