c009 切手帳(ストックブック)を作る
ストックブックを作る 作ったページ実例 切手用ピンセット
 久しぶりに切手の整理を始めた所、切手帳(ストックブック)の空きが無くなってしまいました。 早速お店に買いに行きましたが、何件見て回っても気に入った物が見つかりません。 しかし、見て回って判ったことはどれも同じメーカーの物しかないと言うことでした。 現在は趣味で切手を集める事自体が一般的でなくなってしまったのでしょう。
 お店を見て回って参考になったことがありました。 全てのストックブック(と言っても同じ会社ですが)が台紙を黒で作っている事と、切手を挟む部分が透明のフィルムを作っていることでした。 まあ、当たり前と言えばそれまでですが、私の持っているストックブックはハトロン紙製だったのです。
 左は昔々買って今では使わなくなっていたクリアブックです。 現在もクリアブックは便利なので百均(百円均一ショップ)のものを沢山使っていますが、 このクリアブックは各ページに黄色い台紙が入っているのでこれは何とかなりそうだと使うことに決めました。 勿論これから作ってみようと思われる方は百均のクリアブックで問題有りません。
 これは出来上がりです。ご覧のように市販されている物より沢山の切手を収納することが出来ます。
 今回使った道具は、ホットボンドと溶着用コテです。 溶着用コテは今回の為にホームセンターに行って千円チョットで買いました。
 次は材料。黄色の紙は元々クリアブックに付いていた物で、5mmのマス目が印刷されています(A4サイズ)。 私はこのマス目を使って寸法を出しましたが、目盛り無しでも自分で書き込めばいいので問題なしです。 また、市販のストックブックの様に黒の紙を使った方が使いやすいと思います。
フィルムを貼り付ける目印として縦方向2.5Cm間隔に線を引きます。 上の出来上がり写真を参考にイメージして引いてください。
【線の引き方】
この線の上にホットボンドを載せてクリアフィルムを貼り付けます。
1. 左右と下からの3カ所に 内側5mmの所に目印を付けます。(写真参考)
2. 下の目印から順番に上に向かい 2.5Cm間隔に線を引きますが、 一番上は5Cm位残します。勿論両側共内側5mmの目印までです。
3. 今度は左右の線ですが、下の目印から一番上の 横線の上2Cm位まで引きます。 これは一番上の部分ではホットボンドがはみ出さないようにするためです。
 こちらは、切手押さえ用の クリアフィルムを製作用にカットした後の写真です。 今回製作する人はこのフィルムを手に入れるのが難しいかなと思います。 私はたまたまクリアフィルムをロールで持っていたのでそれを使いましたが、 感じとしては防犯対策用に市販されているガラス飛散防止用フィルムの台紙 (これがクリアフィルムになっている)が適当と思います。
カットの大きさは、21Cm×3.5Cm位がいいでしょう。
(カッターと定規を使うと綺麗に切れます。)
 引いた線の上にホットボンドを薄く乗せていきます。
いらなくなった本などを下敷きにして、線に沿って乗せますが出来るだけ薄くします。 私も慣れるまではボテボテに乗せてしまいましたが、ホットボンドを 垂直に立てるようにすると割と旨くいくようです。
写真は最後の2Cm(上側の部分)で終わった所です。
 次は、ホットボンドを乗せた上にクリアフィルムを貼り付けていきます。 後で熱処理するので、ここでは押さえつけるだけです。
貼付は、2.5Cmの印にクリアフィルムの上側を合わせ てからホットボンド部分を布などの滑りやすい物で押しつけますが、 貼付順として一番上から下に向かって重なりながら貼り付けます。
絶対に下から貼り付けないこと。
まあ、やってみれば納得すると思います。
 上でクリアフィルムの貼付が終わったら、 紙を裏返しにしてホットボンドの部分にコテを当てていきます。
コテ先が充分暖まった状態ではスーッと引く感じで簡単に綺麗に張り付きます。 (これは慣れてからの話で、最初は紙を焦がしたりボンドが多すぎて接着部分が大きくなったりしてました。)
コツとしては、一回で旨くやろうとしないで、接着状態を確かめながら コテを当てていくと綺麗に仕上がります。
尚、コテを当てる部分は、指で押してみると何となくホットボンドが乗っている部分は堅いので判ります。
Last Update 2000.11.12 Since 2000.11.12