おじさんの知恵袋タイトル
■バッテリーアラカルト d005

■バッテリーアラカルト

  • 殆どの場合、バッテリーはエンジンルームの中にあるため、エンジンから出る熱で加熱されます。そのため、バッテリー液は必ず減ってしまいます。従って、バッテリー液の確認は必ず行わなければなりません。
  • バッテリー液が不足した状態を続けると、極板が電解液より露出してしまうため、液に浸っていない極板は化学反応を行えず蓄電能力が低下します。
  • バッテリー液が減ると、バッテリーの充電機能が低下し、最悪の場合、充電不能になります。
  • バッテリー液は、硫酸と水を混合したもの。つまり希硫酸です。従って、車体にこぼしたりすると必ず錆びます。注意してください。
  • バッテリーが完全放電状態にあるとき20℃においてバッテリー液の比重は1.280±0.010だそうです。
  • バッテリー用希硫酸は日本工業規格(JIS K1312)で規定されているそうです。
  • バッテリー液の補充には水道水は使わないで下さい。水道水にはカルキが入っているので駄目です。最低でも蒸留水を使ってください。と言うより、カー用品店で売っているバッテリー補充液を使うのがベストでしょう。
  • 昔、ガソリンスタンドでバッテリー液を購入し、自分で入れていたところスタンドのお兄ちゃんが「入れましょう。」と言って変わってくれました。まあ、手も汚れるので任せたのですが、これが大間違い。どうもアルバイトだったようで車のことを全く知らないらしい。サービスのつもりか目一杯入れてしまい、後始末が大変だった事があります。もし、他人に任せるときにはご注意を。
  • バッテリー充電中は電気分解によって陽極板に酸素ガス、陰極板に水素ガスが発生し液が減少します。
  • バッテリーが爆発! 「バッテリー液不足によりバッテリーが劣化、エンジン始動時の大電流により劣化部位から火花が発生し、バッテリー内の水素ガスに引火して破裂。」する事があります。くれぐれもバッテリー液不足には注意してください。
  • 完全メンテナンスフリーのカルシウムバッテリーと言うものもあります。
  • バッテリー液不足の状態では、極板の細孔に硫酸鉛の結晶が付着してしまい、化学反応ができなくなります(サルフェーション現象)。また、この状態ではバッテリーの寿命を極端に縮めてしまいます。
  • バッテリー液を入れ過ぎた場合、車の揺れで漏れるよりも、エンジンの熱で膨張する分の方が遙かに多くなります。また、エンジンが運転状態(走行中)では、バッテリーは充電されている状態のため、ガスが発生し、この泡によっても押し出されてしまいます。アッパーレベルよりも多く入れてはいけません。
  • バッテリーの保守をちゃんとやっていれば、結構長持ちしそうな感じがします。私の最初のカローラの時は、6年間約10万kmバッテリー交換は一回もしたことが有りませんでした。
  • 車用のバッテリーは、普通6個のベントプラグが付いています。その一つのことをセルと言います。鉛蓄電池は、一つのセルが約2Vの電圧を持っているので2V×6個=12Vと言うわけです。実際には、13.8V位が普通です。

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