c005b ペットボトルロケット前準備
■表紙 ■用意するもの ■部品作成 ■組立 ■完成

■部品作成
 まずは組み立てるための部品を作りましょう。説明では、実物の緑色ではなく参考用にコカコーラのボトルを使っています。 実物は何回も飛ばしているので傷だらけになっていますし、切り取ってしまったものでは説明しにくいのでご了承ください。 但し、部品説明では実物を分解して説明しています。
用意する部品一覧
本体 1個 翼 3個 アダプタ 1個 貨物室 2個
1.本体
 本体になる部分には何の加工も行いません。(燃料タンク及びメインエンジン)
2.翼を作る
 今回のメイン部品です。通常は、切り取ってロケットの翼と同じように加工して作りますが、ここが私の無精なところ。 筒のまま使います。翼用には、ペットボトルの真っ直ぐな所を使います。
 さて、早速ペットボトルを切り取ってと行きたいところですが、 ここで工作するのに少し工夫をしましょう。
A.  まず、ペットボトルの切り取る部分に目印の線を引きますが、 丸いペットボトルに直接定規を当てるのは滑ってしまってやりにくいです。ここでは、 ペットボトルの半径と同じ位の高さの雑誌を用意し、その雑誌の上に定規を置いて印を付けると楽に出来ます。
 この時、ペットボトルが転がって逃げないように階段の角などを使うと旨く行きます。
切り取る長さは11Cmです。 物差しで、ペットボトルの真っ直ぐな部分に11Cmの間隔で目印を付けてください。この時は、点を打つだけでOK。
 写真では、緑色のものが100円ショップで買った50Cm用の定規。雑誌は娘のものを黙って拝借。
B.  次に、切取用の線を引きましょう。
ここが肝心な所です。まず、マジックインクと、先程使った雑誌をそのまま使います。
 丸いものの周りに真っ直ぐな線を引くには、線を引く方を動かすのではなく、丸いものを回した方が旨く行きます。 このため、階段などの三方が固定されている場所を使うわけです。もちろん、私は階段を使いました。
 写真のように、ペットボトルを階段の角(右側)にしっかりと当て、用意した箱をペットボトルに近付けて置きます。
 次に、先程印を付けた所に、マジックインクを当ててそのままペットボトルを回転させます。 この時、マジックインクを持った手がグラグラしないように気を付けてください。 ブックエンドなどを使うと、マジックインクも固定できてもっと簡単になります。
これで、ペットボトルの周りに真っ直ぐな線を引く事が出来ました。
同様に、今度はペットボトルを逆さにしてからもう一つの印を付けた部分に線を描きます。
C.  上記の方法で、翼3個を用意します。
 切取用の目印の線が引けたら、今度はいよいよ切断です。ここでも、上記同様階段を使いましょう。
A.  線を引いたときと同じように、ペットボトルを階段にセットします。
B.  次は、心して掛かってください。ナイフを、目印の線上に直角に置き、思い切りよく突き刺してください。 この時注意する事は、ナイフの刃先をペットボトルに対して直角に刺す事です。これを失敗すると、後の修正が面倒です。
C.  ここからは、ナイフをしっかりと雑誌に固定して、前と同じようにペットボトルを回転して切り取ります。 面倒がらずにゆっくりと回してください。そして、あくまでもナイフが動かないように注意を払うと旨くできます。
D.  という事で、全ての部品を用意します。
 切り出した翼部分です。これを3個用意します。上の加工が旨く行けばOKですが、多分、 失敗する方がいると思います。その時は、はさみを使って出来るだけ真っ直ぐなラインになるように切り取って修正してください。 また、3個とも同じ高さになるよう調整してください。多少短くなっても大丈夫です。
3.翼取付用アダプター
 これも上記と同様に印を付けてから切り取ります。長さは10Cmです。 ここでは、透明タイプを使っていますが、本体と接続する部分は写真のように、 チョット膨らんだ部分を使うと組み立てが簡単になります。
4.貨物室及びヘッドカウル
 長さは適当でいいのですが、出来るだけ長くしましょう。これは、ロケットの格好を良くするためと、 長い方が飛ぶときの方向性が良くなるだろうと思ったからです。
また、このロケットには付けてないのですが、飛び上がって最高点に達した後、 落下傘で降ろすための部分を取り付けたいと思っています(実験は成功していますが、取付方法に改良の余地があるため、 まだ発表段階では有りません)。現状のままでは落下したときの衝撃で先端部分が必ず凹みます。 (この点は改良の余地ありです。)

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Last Update 20025.31 Since 2002.3.16