表紙

 カタログの表紙です。左下に”新型”と有りますが、 外形で一番変わったのが写真のフロントグリル部分でしたので、これを強調しているのでしょう。 下の宣伝文句に”豪華になった、安全になった、新発売コラムシフトを加えて18車種に充実!”ってあります。 カローラは、当時普通だったコラムシフトではなく、フロアシフトがメインだったのです。

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 この頃の車の飾りは、モールが全てクロームメッキだったことです。カタログには、”33項目の安全対策も魅力”と有りますが、ヘッドレストも、安全ベルトも付いていません。
ヘッドレストは後付の白の綺麗な物を彼女から2個貰って付けてました。また、シートベルトは前席に3点式、後席に2点式を取り付けました。2014.12.16 追記

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 カローラの紹介をするときに、よく使われるページです。”ヨーロッパ車の水準を破った高性能・・・・”は、”最高速度140Km/h、サードで100Km以上も引っ張れます。ゼロ発進→400m19.7秒の実力!”と表現され、最高速度の比較では、プジョー204(1200)が138Kmでカローラが2Kmも勝っています(?)。この頃は、速い車の表現として、最高速度とゼロヨン(止まった状態からスタートして、400m地点までの到達時間)の秒数が目安でした。

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 ”まず、安全対策の行きとどいた計器盤にご注目ください。厚いパッドにおおわれ深く埋め込まれたメーター類”と有りますが、白い部分は全て鉄板です(?)。また、”防眩処理はまさに完璧です”と有りますが、ウッソー(?)。”新型カローラは、安全であると同時に運転のしやすい車です。(中略)だから、あなたは車といつも一体になる感じで運転できるのです。”と有りますが、これはまさにその通りでした。本当に思ったとおりに動いてくれました。

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 ”33項目にわたって安全対策”と、安全性を売り物にしていました。”アメリカ自動車安全基準の殆どを満足”とあり、その中に”安全ベルトの装備についての規定”も合格しています。これって、取り付けることが出来るだけで多分OKなんでしょう。


 モデルさんが若くないのが、この頃の経済状態を表しているんでしょう。


 このページでは、グローブボックスのふたがテーブルなったり、ラジオが付いていたり、リクライニングシートがあったりと、今では当たり前のことが書かれています。この中で、今では無くなってしまった装備があります。それは、アンダー・トレイ。ドライブ中や車を止めているときには、ここに足を置くのが気持ちよかったからです。でも、安全面から考えると問題ですね。


 車種は、デラックス、スペシャル、スタンダードの3種。シフトは、4段コラムシフト、4段フロアシフト、トヨグライドとこれも3種類。フロアシフトはトラックの様な長いものでしたが違和感は無かったです。


 エンジンは、水冷4気筒1100cc/60馬力。最大トルク8.5m・Kg/3,800r.p.m。 2バレルキャブレター、最高速度140Km/hでした。


 色は7色、シフト、車種タイプなどを組み合わせると、216種から選択出来ました。 2年間または5万キロの長期保証付きでした。

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 カローラ現金売価格
(標準価格・スペアタイヤ・工具一式つき)

スタンダード
(白タイヤ付)
スペシャル
(ラジオ・ヒーター付)
デラックス
(ラジオ・ヒーター付)
2ドア・セダン 438,000 476,000 499,000
4ドア・セダン 463,000 501,000 524,000
カローラ・バン 428,000 453,000 476,000
カローラ・SL 565,000


Lastupdate 2014.12.16 Since 2000.5.19

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