前のスプリンターセダンの走りが全然駄目だったので、今度こそはトレノを買おうとしたら、排気ガス規制でトレノは生産中止になっていました。もちろん、カローラレビンも同じ。セールスの人の話では、この状態では多分もうDOHCの車は当分生産できないでしょうとの話で、このスプリンター・クーペを買ってしまいました。セールスマンってのは嘘つきだね。それから半年でトレノが出てきました。買っちゃった物はしょうがない。それでも、前のセダンと基本的には同じエンジンなのに、こっちの方がよく廻るエンジンでした。

カローラスプリンタークーペ
タイヤ交換直後

 写真は、新しいタイヤにしたときに撮った物です。このタイヤの選択は失敗でした。標準より大きなタイヤにしたので、軽量化を考えてアルミを履いたけど、それでも北海道のダートではタイヤが跳ねってしまって全然グリップしなかった。写真が古いので黄色っぽくなってしまってるけど、本物はもっと白が綺麗で、今の車より個性的で好きだった。丁度、排ガス規制の時で馬力は落ちていたけど一寸細工をして(?) エンジンはまあまあでした。高速道路では、速い車に負けるので、山道(オフ)ばかり走って楽しんでいました。間違って登山道を登っていって、山男に怒られたこともあったなあ。ごめんなさい。今でもそうだけど、兎に角、道の最後まで走らないと気が済まない性格なので、バックで走るのはうまくなった。

カローラスプリンタークーペ
洞爺湖畔にて

 この車は、6年間で86,000Km走って、日本全国海岸線を走る計画の、大阪より北側を担当。今でもこの車で走る夢を見ることがある程愛着のある車だった。スタイル的には、ヘッドランプの周りをボディと同色にしたり、トランクの後ろを黒く塗って他の車と違って見えるようにして悦に入ってた。また、この頃はドアミラーは違法だったんだけど、見やすいので付けてました。 エンジン回転を上げるとすぐオーバーヒートするので、サーモスタットを取ってしまったり、冬は逆にオーバークールになるので、フロントグリルにアクリル版を付けて工夫したり、楽しかったなあ。昔の車はとかく手を焼かせたけど、それだけ一生懸命手入れするので愛着がいっぱいあった。今の新しい車は、手が掛からないと言うか、何もいじれないので何となくつまらないし愛着もいまいちかな。(デリカの事ではありませんよ。一般的な話です。)

カローラスプリンタークーペ
サロマ湖かな?

 この車で、北海道一周をしてきました。7日間で4300Km走破。一応、テントを積んで何処でも泊まれるようにはしてましたが、実際にはテント張りの時間が無くてそのまま、車の中で寝ることが多かった。本当は、北海道に帰る友達(実家が北海道にある)と一緒に回る予定で東京を出発したのですが、私の運転に慣れない友達は実家に着いてそのまま車を降りてしまいました。と言う事で、私一人で北海道の海岸線を一周してきました。

カローラスプリンタークーペ
同じく洞爺湖畔にて

丁度アマチュア無線機を積んでいて、いろんな人から道案内と観光名所を教えて貰いました。また、仙台では交信の後、そのままその方の部屋に泊めて貰ったり、おまけに朝食まで頂いて、とても楽しいドライブが出来ました。北海道、東北のみなさん有り難うございました。最後に、下取りに出すときは、6年間、86,000Km走って、次のデリカのために6万の価格で引き取られていきました。

カローラスプリンタークーペ
場所が特定できませんが、当時はかなりの道が未舗装でした。

2016.1.15 追加 そう言えば友達の親父さんから、現在の国道336号線(ナウマン国道)「歴船川の橋は何十年も前から地図には橋が架かっている事になってるけど、実際には橋は架かって無いから渡れないよ」と言われたり、「雄冬ではナンバー無しの車が走ってるよ」って信じられない話を聞かされましたが、いってみると確かにその通りでした。

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Lastupdate 2014.12.31 Since 1998.11.5

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