カローラスプリンタークーペ

 カタログの表紙を飾っている人は誰でしょう。
TTCとは排ガス規制対策車のことです。
そして、この時はカローラレビン、スプリンタートレノともに発売中止の時期でした。
カローラとは姉妹車種のはずでしたが、全く違うデザインで魅力を感じていました。

カローラスプリンタークーペ

 スプリンターのカタログは感動する部分が少ないのは何故でしょう?
このページを作りながら思ったのは機械的な説明が殆ど無いということでした。多分、カタログデザイナーがこのスタイルを全面に押し出したかったのではないでしょうか。この時のスプリンターはクーペとセダンのスタイルが全く違うという珍しいものでした。しかし、カタログには感動しなくても実際の車にはかなりの愛着を持っていました。何しろデザインが斬新でしたからね。

カローラスプリンタークーペ

 このページの最初に「セダンにはセダンの思想を、クーペにはクーペの思想をつらぬいた設計です。」とありますが確かにその通りです。

カローラスプリンタークーペ

 正面から姿勢を低くして見るとカエルが潰れたような顔をしていますが、それでもこのカエルが潰れたようなスプリンターが乗り慣れてくると可愛くてしょうがなかったのです。 (写真は1600GS)。
実は、スプリンタークーペにするかフェアレディーZにするか悩んでいましたが、フェアレディーは二人乗りなので普段乗るには使い難い。やっぱり四人は乗れないと困ることの方が多いため、このクーペにしました。左写真のGSだけがワイドタイヤを履いていましたが、 タイヤなんか後で交換すれば構わないのでこのGSは全然選択子には入っていませんでした。

カローラスプリンタークーペ

 そして私が買ったのは写真の1600SR(写真はグリーンですが私のはホワイト)です。
「極力ぜいたくさを捨て、スポーティー感覚で身を固めました。」とカタログにあります。 通気性発泡レザー張りのシート、ウレタン3本スポークのステアリング・ホイール、7眼メーターの計器類と格好良かったです。今見ると一寸古いデザインでかも知れませんがこの方が車らしい感じがします。

カローラスプリンタークーペ

 これは1600XL(高級「クーペ」?)です。
シックな装いのファブリック張りシートと大型コンソールボックス付き。 このころの車にはホイールキャップ(タイヤホイールに飾るキャップ)が付いていました。

カローラスプリンタークーペ

 今度は1600DX。安全をベースにした堅実な作りが、この車の自慢です。ゆったりとくつろげる広い室内。通発レザー張りのシートは、快適な座り心地をお約束します。カタログの文章は以外とおもしろいですね。この車には白が似合うと思うのですが?
所でスプリンタークーペのミニュチュアを探しているのですが見つかりません。人気がないのかな?

カローラスプリンタークーペ

 そしてさらに豪華に(カタログの黄色シートのページ)。室内をより豪華に、高級感あふれる雰囲気に特別仕立てしていただくもの。「EXTRA INTERIOR」足もとのカーペットから、シート、リヤ・パッケージ・トレイまで超豪華仕上げ。GS、ST、XLに注文装備できます。豪華装備の中にはFM付きラジオも含まれていました。

カローラスプリンタークーペ

 右側のページには装備関係の説明です。助手席ウォークイン機構、カーエアコン、カーステレオ、サイドプロテクター付きバンパー、可倒式アウトサイドミラー、ピラーアンテナ、サイドヒンジタイプワイパー、熱線式リヤウインドゥデフォッガー、トランクルーム。どれをとっても、当たり前のような装備ですが、一つだけサイドミラーは現在はタクシーしか付けてないですね。

カローラスプリンタークーペ

 ここは細かな装備の説明です。ステアリングロック、ライトコントロールレバー、ワイバースイッチレバー、連続ウェビング・タイプ式シートベルト、コンソールボックス、タコメーター、電子式時計、ウォーニングランプ、AMラジオ。

カローラスプリンタークーペ

 照明付き灰皿、防眩ミラー、強制ベンチレーター付きヒーターです。

カローラスプリンタークーペ

 ここは、機構関係のページです。この時は、ちょうど排気ガス規制が厳しくなった時期でした。トヨタの排出ガス規制は、TTC−L(トヨタ希薄燃焼方式)とTTC−C(トヨタ触媒方式)です。 私は、TTC−C(2T−U型エンジン)を選びました。これは、クロスフロー型給排気方式、ショートストロークのピストンなどで、当時の先端技術となっていました。サスペンションは、フロントがストラット式コイルスプリング独立懸架、リアが非対称半楕円リーフスプリングでした。ブレーキは、フロントがディスク、リアがリーディングトレーリングでした。もちろん、ブレーキはタンデムマスターシリンダー付きです。安全対策として、衝撃吸収ハンドルも装備していました。タイヤは、標準、扁平が5種類用意されています。今では、こんな事書かなくても当然の装備ですが、これを一々説明できる時代でした。

カローラスプリンタークーペ

カローラスプリンタークーペ
 スプリンターセダンです。クーペとは全く違うデザインで、同じ車種とはとても思えません。

カローラスプリンタークーペ
 今見ると、これも魅力的なデザインです。これなら室内もクーペよりも広く、使い勝手もいい感じがします。昔の車もいろいろ見ていると、デザイン的にはちょっと時代的に速すぎたデビューかなと思うものが結構ありますがこれもそうかもしれません。

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