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スーパー林道の道標の前で

　乗鞍スーパー林道に走りに行った時の写真です。（１９７３年９月１日）　当時は本当にスーパーに荒れた林道でした。タイヤ１本が、スッポリ入ってしまうほどの深い溝があったり、何処から流されてきたのか、現在の四駆車でも乗り越えられない程の、大きな岩が道の真ん中に有ったりとの状態でした。新車購入してから数ヶ月の時でしたが、こういう場面では、ワクワクしてしまうのが私の性分で、楽しく走っていたんですが、途中でキャブレターが詰まってしまい、分解整備（シールテープのようなゴミが詰まりの原因でした）、その後ブレーキ、クラッチ関係にトラブル発生。

　この時は殆ど霧の状態で、乗鞍の雄志を見る事が出来ませんでした。隣の車は、ファミリアロータリー。オーバーヒート状態。一度、ジャンプしたらトランクが開いてしまった事がありました。今の車でもそうなんでしょうか。

　スーパーに荒れた状態ですが、ここはそれ程でもない場所です。車と岩の大きさを比べてください。今時こんな工事をすれば、自然保護団体から絶対にクレームが出ます。ご覧のように、木が一本もなくなっています。この時は、幸い大雨にはならなかったので助かったのですが、もし雨だったらかなりの苦戦を強いられたでしょうね。しかし、何でこんな広い道路幅になっているのでしょう。

　チョット小休止。この写真では解りにくいですが、ナンバープレートのネジが一本脱落したため、傾いています。

　泥だらけになった車を白骨温泉の宿で洗っている所です。

　一昨年（１９９９年）の５月に、スーパー林道を通りましたが、全線綺麗に舗装されていて快適に走ってしまいました。少しは苦労して走れるところを残して置いてもいいんじゃないかな。ただ、便利になるだけでは、せっかくの景色もあっという間に通り過ぎてしまいます。矛盾しますが、あんまり楽に走れない場所もとっておいて下さい。そうすれば、本当にそこに行きたい人だけが行くことになり、自然破壊も少しはゆっくりになるかも知れません。また、苦労して走ってから見る景色は、きっと格段に綺麗に見えると思います。残念な事に、今回走ったときは上の写真の場所が何処だったか全く判りませんでした。