タイムドメイン方式自作スピーカー

自作4号機  tarbou

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 2号機、3号機のページが出来ていないのに、4号機のページを作りたくなってしまったのは、それだけ音が良かったからです。

タイムドメイン方式自作4号機

 唐突ですが、笑っちゃいました。もう笑うしかないです。音がホントに良くなったんです。タイムドメイン2号機も出来上がっていて、1号機で果たせなかった臨場感も出たのでかなり満足して聞いていました。そして、次の3号機を作ろうと思っていた矢先に、ふと思ったのが、机の両端に置いているPCスピーカーをタイムドメイン化出来ないかと言う事でした。
勿論、タイムドメイン方式では錘を重力で釣り下げるので、スピーカーを上に向けるしかないと思っていたのですが、そこを何とかするのが私の実験好きの性格です。
色々考えて一番簡単に出来る方法で試してみました。
ホントに音が良くなりますから、皆さんにもお勧めですよ。あ、今回はスピーカーに名前を付けました。「フランケン・ター坊・スピーカー」です。写真の様にスピーカボックスの裏側にボルトが出ています。


タイムドメイン方式自作4号機

 このスピーカーは、仕事机の左右に丁度耳の位置になる場所に置いてあります。つまり、大きなヘッドフォンを耳の外側に置いてある状態です。買ってきた時のままではそれなりの音だったので、昔から取って置いた最後のグラスウールを詰め込んで多少聞きやすい音に調整しました。
とは言っても、オーディオ的にどうのこうの言う程のスピーカーでは有りません。ただ、買った値段が新品で2,500円でしたから、その価格からすれば割といい音がしているといった感じでした。
これがもっといい音になったら素晴らしいだろうと挑戦した訳です。
T型のスタンドは勿論手作り。

タイムドメイン方式自作4号機

 まずは、例によってスピーカーの裏側にロングナットをエポキシ樹脂で取り付けます。
今回は、防磁カバーの真ん中が凹んでいて接着面積を稼げないため、平ワッシャーを一回貼り付けてからその上にロングボルトを接着します。余談ですが、この防磁カバーって本当に効いているんですね。鉄で出来ているロングナットが全くくっつかなかったです。

タイムドメイン方式自作4号機

 ロングナットを接着した状態です。磁力による密着が期待出来なかったので、結構しっかりと押さえつけました。

タイムドメイン方式自作4号機

 ナットの接着が乾燥した後、ゲルを細かく切って写真の様にスピーカー側にプラスチック用接着剤で貼り付けます。
後に見えるのが、スピーカーボックスの裏から止めるためのボルトですが、これにもゲルを取り付けます。

タイムドメイン方式自作4号機

 さて、今度はスピーカーボックスの加工です。まずは、吸音材として入れていたグラスウールを取り出します。写真のもので1台分ですので、結構たっぷりと入れていました。

タイムドメイン方式自作4号機

 穴を開けた所です。使用するボルトが1/2インチの物なので、穴の大きさは16mm程度が必要ですが、これにはステッピングドリルを使うと楽です。勿論、電動ドライバーを使いますが、持っていない方は百均で丸溝を掘れるノミを買ってくると安く作る事が出来ます。

タイムドメイン方式自作4号機

 取付用のボルトにもゲルを付けると言いましたが、写真の様に先の細いハサミで丸く切り抜きをしないとボルトがチャンと締まりませんでした。このゲルって反発力が半端ではなく、チャンと切り抜かないとボルトが元に逆戻りして締め付ける事が出来ませんでした。

タイムドメイン方式自作4号機

 いよいよ取付ですが、スピーカーケーブルを+−を間違えない様に半田付けします。

タイムドメイン方式自作4号機

 次に、まずスピーカー本体を左手の平に置き、スピーカーボックスを上からかぶせます。 次に、割り箸などを使ってグラスウールを避けて、ナットのネジ穴を写真の様に出します。

タイムドメイン方式自作4号機

 最後にゲルの付いたボルトを取り付けます。今回、生まれて初めてゲルを使ってボルトを締め付けましたが、工具は必要ないようです。スパナとかモンキーレンチを使うと多分、ナットが外れるかスピーカーフレームを壊す事になります。と言う事で、素手で目一杯締め付ければOKの様です。

タイムドメイン方式自作4号機

 と言う事で完成です。スピーカーの周りに見えるゲルが一寸みっともないですが、カバーを掛けてしまえば見えないので大丈夫です。

タイムドメイン方式自作4号機

 そしてカバーを掛けてみました。が、チャンとカバーが取り付きません。ゲルでスピーカーを浮かしたため、カバーにスピーカーのフレームが当たってしまい閉まりませんでした。そのため、一寸浮かして取付ましたがご愛敬です。

タイムドメイン方式自作4号機

 2012.11.8 追加

 5号機で気が付いた、四角のワッシャを使ってゲルの支持部分を強化しました。これで音が変わったかって? アハハ判りませんでした。でも、5号機の音に比べるとやっぱり貧弱に感じてしまうのは仕方ないです。

 今回は、スピーカーボックスからゲルを使ってスピーカー本体を浮かすという方法をとりましたが、大成功のようです。今迄は、スピーカーを見るとそこから音が出ているのが判りましたが、フランケン・ター坊・スピーカー(一寸わざとらしいけど、お許しを)では音がスピーカーボックスから飛び出していて、スピーカーとは関係ない所に音がいる感じです。

その他の方法は、バネ秤を使って後から引っ張る方法です。秤を使うので、音の変化と力加減を目と耳で確認出来ます。面白そうでしょう。
それともう一つは、滑車を使ってスピーカーは横方向、錘は垂直というのも考えています。勿論、振動絶縁にはゲルを使います。

もう一度、改めてこの方式を開発してくれた由井啓之氏にお礼を申し上げます。今、楽しくてしょうがないです。

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