タイムドメイン方式自作スピーカー

自作1号機  tarbou

\10,000?

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 タイムドメインの名前をネットで知り、情報を漁って見たら興味津々となり、早速作ってみました。
最初から話を飛ばしますが、私の性分で興味を持った事は何でも実験したくなる事です。
小学4年生の時水中翼船の事を知り、船が水の上を飛ぶなんてと思い、早速厚紙でそれらしき船を造り、周りを蝋燭の蝋で塗り固めてからひもを付け、庭にある池で実験をしてみました。自分でもビックリしたのは、本当に浮き上がった事でした。
と言う事で、話を元に戻して、写真のスピーカーを作った訳です。

タイムドメイン方式自作1号機

 この方式で作られたスピーカーで、頭が4角なのは私が作ったこれだけでしょうね。手に入ったスピーカーの取付方式が後に引っ込んだ形だったため、どうしても取付に隙間が出来てしまう事から、その隙間を埋めるためにこの様な形になりました。

早速、昔から気に入っていた小椋佳のコンサートカセットを聴いてみましたが、初めて出てきた音は、今まで聞いた事のない小さな音から大きな音まで濁りのない澄んだ音と言う感じでした。タイムドメイン方式は素晴らしいですね。

それからは、ジャズ、歌謡曲、ギター、クラシック、民謡、ラテン、ボサノバと何でもかんでも聞いて見ましたが、どれもそれなりの音を聞かせてくれました。
それなりというのは、高音がどうのとか、低音のしまりがどうのなんて事はどうでも良くて、録音された状態の音をそのまま聞かせてくれる様な感じでした。
つまり、録音が悪ければそれなりに音は悪いのですが、でも音が悪いだけで、例えば歌手が歌っている雰囲気はチャンと録音されているのが判ります。
私がオーディオに求めていた「音の雰囲気」をチャンと再生してくれるスピーカーという事が判りました。
ここで、改めてこの方式を開発してくれた由井啓之氏にお礼を申し上げます。

ベタ誉めですが、このスピーカー(1号機)ではネットで書かれていた臨場感が今一つ出ていません。あれこれ原因を確かめるのも面倒なので、次の2号機の製作に取り掛かりました。そして、2号機の部品を買い揃えている時点で、もう次の3号機の構想も沸いて来ていて、タイムドメインにはまってしまっています。


タイムドメイン方式自作1号機

 ここから下は、製作過程を写真に撮った物なので、これから製作しようと思っている人の参考になればと思いますが、他の方の製作ページと一緒に見て頂いた方がより作りやすいかと思います。
部品は、百均とホームセンターで全部揃いました。 丸い板は、セリアで売っていたナベ、ヤカン置きで、三角錐の金属はダイソーで売っているワインボトルキャップ。皆さんこれを使ってるようで、私もそうさせて頂きました。穴を開ける3点の位置は、分度器を使いました。当然、120度ですよ。穴は電ドルで開けました。

タイムドメイン方式自作1号機

 丸い赤い玉は、ワインボトルキャップに付いていた物をそのまま使いました。丸い板に穴を開けて、上下から接着剤を付けて取り付けました。
センターの丸穴は糸鋸で切り抜きましたが、思った通り綺麗には切り抜けませんでした。でもこれが幸いして、後から取り付けた梱包用テープの芯を止める接着剤がたっぷり入りました。

タイムドメイン方式自作1号機

 塩ビパイプは、ネットで書かれている様にやっぱり2m物しか有りませんでしたので、これを85Cmにカットしました。寸法は参考にしたページにそう書いてあったからです。使った塩ビパイプは、VP75サイズで外径(89Cm)×内径(77Cm)の物です。VU75と言うのもありますが、こちらは肉厚が薄いので止めた方がいいでしょう。
3号機を考えている時に、塩ビ管をカットしてくれる所を見つけましたので書いておきますね。  http://cut-man.jp/ 
内側に張る吸音材は、セリアでベンリーマットと言うのを買って使っています。これだと、内面の接着剤無しでそのままピッタリの寸法に切り取ればズレませんでした。

タイムドメイン方式自作1号機

 これが問題のバッフル板です。次のスピーカーの写真を見れば納得頂けますね。

タイムドメイン方式自作1号機

 使用したスピーカーです。実は、知り合いから貰ったスピーカーは2種類有り、その内の磁石の大きなこちらを1号機用に選択したわけです。
もう片方は2号機で使いましたのでそちらを見て下さい。コーンを指で軽く叩いた時に、低めの音がしたのがこちらで、2号機用に使った物は一寸堅い音がしました。

タイムドメイン方式自作1号機

 磁石が大きい → 音がしっかりする?
無印良品?期待は大きく膨らみます。と言いながら思い出した事があります。「ヤカンスピーカー」で使っていました。

タイムドメイン方式自作1号機

 ネットに書かれている様に、エポキシ樹脂でロングナットを接着します。センター合わせは適当です。
使ったネジのサイズは、W1/2と言うサイズです。ここら辺は、自作している人も書いてくれてないのですが、出来るだけ大きい物としてこれを選びました。

タイムドメイン方式自作1号機

 思い出したら、ヤカンスピーカーと同じ事をやってますね。
スピーカーの周りは、空気が漏れない様にホットボンドで埋めました。

タイムドメイン方式自作1号機

 バッフル板にスピーカーを取り付けた後、裏側に直接ダイソーで買ってきた衝撃吸収パッド(ゲル)を適当に切り、プラスチック用接着剤を使って貼り付けます。
ナットとロングボルトは、水道管などに使う漏れ止め用シールをグルグル巻きにして振動防止と緩み止めとして使いましたが、一度緩めるともう使えないので今後はダブルナットにします。

タイムドメイン方式自作1号機

 最初に使った3kgのダンベルです。重い方が良いだろうと思ったのが大間違いで、結果的にこれは使えませんでした。
ダンベルの直径が太いため、塩ビパイプに吸音材を入れた後はこのダンベルの直径がピッタリサイズになってしまい、音の抜け道が塞がれてしまいます。
取り敢えずこのまま組み立てて音出しをしましたが、案の定こもった音しかしませんでした。

タイムドメイン方式自作1号機

 一応、組み立てた写真です。
肝心な音が駄目ではしょうがないので、このダンベルは2号機で使う事にしました。

タイムドメイン方式自作1号機

 仕方ないので、新たに急遽調達した2kgのダンベルです。
やっぱりこれでチャンとした音になりました。因みに、吸音材は巻いていません。

タイムドメイン方式自作1号機

 組み立てた状態。
この形で、塩ビパイプに挿入します。

タイムドメイン方式自作1号機

 このページを作り出してからやり直したダブルナットです。これでゆるむ心配はなくなりました。
勿論、使う工具はダブルスパナで固定します。

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