タイムドメイン方式改造スピーカー
改造6号機 REAL RW-5500
\800?
またまた3号機を差し置いて6号機を作ってしまいました。
以前、2.1CHシステムのスピーカーを購入していたのですが、スーパーウーハーだけを使い、中高音域スピーカーは閉まって置いた事を思い出したからです。使わなかった理由は、単に音が悪かったからでした。
そして作ったのが4,5号機と同じ裏面ボルト締め方式です。
改造前は、高音域がこもっていて使う気にならなかったのが、ホント不思議に音が出る様になりました。但し、まだエージングが済んでいないのでこれからどの程度音が変わっていくのかが楽しみです。
加工開始です。まずは、スピーカーボックスのボルトを通す裏面の穴位置を出すため、ハイトゲージを使ってスピーカーのセンター位置を測定します。この測定は、大した精度はいらないので普通の定規を使っても問題有りません。
そして、裏面のボルトが出そうな位置に横線をけがきます。同様にして、縦位置の寸法も出してけがいておきます。
次はスピーカーの加工です。写真の様に防磁カバーのセンターが引っ込んでいるので、今回は写真の様にナットを2個使い、接着剤でボルトに固定する事にしました。
使用するボルトは、買ってきたままでは長すぎるので写真の様に実物合わせで長さを決め、ディスクグラインダーでカットします。勿論、鉄鋸で切ってもOKです。
例によって2液性エポキシ樹脂を使ってボルトナットを接着しますが、接着面を広く取りたいので、ボルトをナットよりも防磁カバーの引っ込んだ分だけ奥にセットします。
この時、ボルトの接着位置は目分量でセンター出しをするしかないので、スピーカーボックスのボルト穴位置は適当で良いとした訳です。
スピーカーボックスの中にある吸音材を取り除いた後、ボルト用の穴開けを行います。
これもステップドリルを使う事で簡単にあけられますが、実はスピーカーに接着したボルトのセンター及び、ジェルを使って浮かしたスピーカーのセンターは結構ずれますので、一寸大きめに開けておきます。
次は、スピーカーを浮かすためのジェルを切り取ってプラスチック用接着剤で固定します。
右は、丸穴に沿ってジェルを切り取って貼り付けましたが、左は以前使った残りを適当に切り貼りしています。
スピーカーへのケーブル半田付けは、ケーブルが内側に向く様にします。
ボルトが突き出た状態ですが、写真の様に少しセンターがずれた分はナイフを使って後加工しています。
ボルト側のジェルに穴を開けますが、先の尖ったはさみを使って細かく切り込んでいくとうまく丸が切り抜けます。
ボルトの穴に対するセンターが出る様に、ジェルの貼り付け位置を決めます。
位置が決まったら角ワッシャを取り付けます。
完成したスピーカーです。
音はやっぱりスピーカーから飛び出ます。音像の定位も良さそうなので作って良かった。